春!ならい事始め。

やまねこ

2011年02月04日 15:39

今日は立春ですね!

どことなく、空や空気も春らしく感じます。

春!ということで私、ある事を始めました。

ある事、というのは、「ならい事」です。、
でも「ならい事」といっても難しいイメージのことではなく、
今回はとても「やってみたい!」と久しぶりに思った事です。

それは「チョークアート」です。
きっかけは、私がこのイーラパークでブログを始めたばかりのころ、
イーラパーク内を探索していてたまたま見つけた
ちょーくさんのチョークアートのページです。
ちょーくさんのブログ→http://sschalkart105.i-ra.jp/


海外旅行などでカフェの入り口でたまにみかけたことがある、
暖かな手描きタッチイラスト付きの黒板のようなもの。




          初回体験のときの作品「カップケーキ」ちょーく先生お手本アリ

6年前、東京から沼津に戻り、まだ東京と沼津を行ったり来たりしていたころのこと、
青山通り沿いにあるおしゃれなスーパーマーケット「大丸ピーコックストア」の
生鮮食品売り場で見た大きな大きなチョークアート、
それはサイズタテ50cmくらい、ヨコが3mか4mくらいの大きな看板で、
天井から吊られていましたが、
そこに手描きタッチでわんさかところ狭しと描かれた
お肉やワインや焼きたてでいいにおいがして来そうなバケットパンやフルーツや野菜、
そしてそれを引き立てる筆記体の横文字。
「これ、こんなに大きくて沢山の食品が描かれているのに、それが全部手描きだ!!どんな人が描いたのだろう? 
どこに聞けばこういうことを教えてくれるのだろう?」目がトリコになりました。
思わず、お店の人に問い合わせたいくらいでしたが、
それは「チョークアート」というもので、なんとすぐ近くでそれを教えてくれるところがある!!ということを
イーラパークでちょーくさんのブログを拝見したことで分かり、
それはとても私にとって久々の感激の発見でした。

ピーコックストアでその看板を見た当時、新しい分野に挑戦!ということで看板の会社へ行き、
契約で看板を作る為のデータ作成の仕事をしていた頃でしたが、
それよりも前、バブルが崩壊した頃から感じていた看板類の平面化による味気なさ、
街歩きで看板類を見るのが大好きな私は、それがとても残念で寂しく感じていたのでした。

昔は銀行に限らず、まっとうに仕事をしている会社やお店の看板は
どこでも文字が凸になっていて、見る方向に寄って陰ができ、重みを感じる物でした。

それがどうでしょう、バブル崩壊以降、
不動の物と思われていた銀行でさえも、
富士銀行と第一勧業銀行は合併でみずほ銀行に、
太陽神戸はさくら銀行、そして三井住友に、
そして大和銀行はあさひ銀行に、その後りそな銀行に。
トマト銀行というのも出来ましたね。

合併や名称変更で次々に名前が変わっていき、それとともに
ずっしりとした重みを醸し出していた銀行の看板は取り外され、
次に設置されたのは、なんとも味気ない、平面の文字のみの看板でした。

次から次に変わる名称に、それにすぐに無駄なく対応できるようにかな・・と
思いながらも、この不動のもの象徴が、あっけなく外され、
ただの「表示」に変わってしまったことを
東京の浅草橋にあるみずほ銀行(旧富士銀行)の看板を見上げながら
崩壊後の街の寒々しさを空しく悲しく感じた日を私は忘れられません。
(富士銀行と第一勧銀の合併で、都内では街のいたるところにブルーの
「みずほ銀行」の看板が目立つようになった。向かい同士や隣同士でどちらも「みずほ銀行」。
さて、どっちにいくかー、という感じでしたよね)


とともに、看板業界も、以前は立体的な文字の注文がが多く、
厚みを表現する素材のものとカッテティンググシートで対応することが殆どだったのが、
パソコンのデータからそのままフルカラーでインクジェットプリントする
技術が益々発達したことで、それまで不可能だったグラデーションなども表現出来るようになり、
インクジェットの需要が多くなったのでしょう。

インクジェットのプリントの為のデータを作るのも大変ですが、
1つデータを作れば同じものが量産できるということで便利なインクジェットプリント看板。
もちろん、インクジェットの素敵な看板はたくさんあると思います。


でもでも、このチョークアートは、どれも1品もの。
世界に一つの物、なんですよね。
それって、見た目だけでなく、ホットな気持ちにさせてくれる気がします。

さて、私は先月ちょーくさんのチョークアート教室で“体験”をし、
やはり思っていた通り、素敵な物と感じたのでこれから続けて行く事にしました。




      2作品目、「インコちゃん」
         見本と手順をバッチリ手ほどきしていただきながら仕上げたものです。
         文字は自由に描いたのですが、大きすぎたかな。空間が必要だったな〜。


普段パソコンでマウスを使って描くイラストよりも、
とても自分の性格に合っていそうな感じがします。
思いっきり純粋に「好き!」の気持ちで始めたならいごとですが、
今後の仕事にも何かの形で生かせたらいいなーと思います。

まだ始めたばかりで、その画材の使い方が理解しきれていない私、
でも久しぶりの “生徒” の立場も充分楽しませて頂けるちょーくさんのチョークアート教室です。

やさしいあったかな、それでいて抜けめない教え方をしてくれるちょーく先生、
これからもご指導よろしくお願いします。

チョークアートのような看板、飲食関係も美味しそうでいいですが、
私は、なんとなくリサイクルショップの前にあったりしたら、
「中古感」よりも「手に入らない一品もの」「みつける楽しさ」を
感じるような気がします。

色んな可能性を生み出しそうなチョークアート、
ちょーくさんのブログやHPにもありますが、
もっともっと街にチョークアートの看板が増えると楽しいな、と思います。

みなさんもやってみませんか?

それではまた。。。

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お仕事に限らず、コメントをいただけたら嬉しいです。

        やまねこ

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