2011年02月18日
記念アルバム作り
今日はカラー冊子のお仕事紹介です。
サイズはA4、表紙を含め20ページのものです。

表紙と裏表紙
「学生のサークルの卒業イベントの為の冊子」
最初、こちらのお仕事の話しを聞いたときには
何の事を言っているのか正直 ??? でした(^ ^ ;)
サークルと言えば、大学のテニスサークルとかそんなイメージしかなかった私。
時代は変わったのですねー。
東京、渋谷には、このような「サークル」というものが
ずいぶん前からあったようですが、
そのような若者と接する機会がなかったので、全く知らなかった私でしたが
どんな形にせよ、人が情熱を燃やす場には興味があったし、
自分とは違う世界、自分とは違う世代の人と交流出来るのは
とても楽しいので、受けさせて頂くことにしました。
そうそう、昔で言う、“竹の子族”とか“一世風靡セピア” の
現代版グループのことですね。
夫々別々の大学に通う者が集まり、
グループには名前があり、
特徴もそれぞれあるようだ。
夏には夏の遊びを、
夜は集まり踊ったり集まってミーティングをしたりするようだ。
(男子の部もある)

彼女たちから、大学ノートに描かれた原稿が届く
原稿、ラフ案は彼女達が作り、
それに合わせ、
いろんなところからデータを集めて来たり、
イラストを描いたり等して、超オリジナル、『私たちの記念アルバム』
にするのが私の仕事です。
プロフィールや仲間内の思い出の話。
そう、正に卒業アルバムですね。
ここのところ、こういうティーンズのお仕事がいくつかあったので
ヤング文字や特徴的な「はぁと
」、
お仕事上では結構かけるよになりましたよ〜。
何事も経験です。
流行のキラキラライトストーンの使い方も
なんとなくわかるようになりました

キラキラ輝いてる彼女達が
将来、歳を重ね、お母さんになって育児に疲れたとき、
または仕事で悩んだりした時、
こんなに遊びに情熱を燃やしていた時があったことを
ふと思い出して、またガンバロウと思ったりすることもあるのかな・
なんて思いながら作りました。

こういう仲間内の冊子、グループ同士の紹介冊子のようなもの、
今はいいですよね。
昔と比べて印刷はすっごく安くなったので、個人、グループレベルでも
作れないものではないものではないですよ。
******************************************************************************************
お仕事に限らず、コメントいただけたら嬉しいです。
やまねこ
サイズはA4、表紙を含め20ページのものです。

表紙と裏表紙
「学生のサークルの卒業イベントの為の冊子」
最初、こちらのお仕事の話しを聞いたときには
何の事を言っているのか正直 ??? でした(^ ^ ;)
サークルと言えば、大学のテニスサークルとかそんなイメージしかなかった私。
時代は変わったのですねー。
東京、渋谷には、このような「サークル」というものが
ずいぶん前からあったようですが、
そのような若者と接する機会がなかったので、全く知らなかった私でしたが
どんな形にせよ、人が情熱を燃やす場には興味があったし、
自分とは違う世界、自分とは違う世代の人と交流出来るのは
とても楽しいので、受けさせて頂くことにしました。
そうそう、昔で言う、“竹の子族”とか“一世風靡セピア” の
現代版グループのことですね。
夫々別々の大学に通う者が集まり、
グループには名前があり、
特徴もそれぞれあるようだ。
夏には夏の遊びを、
夜は集まり踊ったり集まってミーティングをしたりするようだ。
(男子の部もある)

彼女たちから、大学ノートに描かれた原稿が届く
原稿、ラフ案は彼女達が作り、
それに合わせ、
いろんなところからデータを集めて来たり、
イラストを描いたり等して、超オリジナル、『私たちの記念アルバム』
にするのが私の仕事です。
プロフィールや仲間内の思い出の話。
そう、正に卒業アルバムですね。
ここのところ、こういうティーンズのお仕事がいくつかあったので
ヤング文字や特徴的な「はぁと

お仕事上では結構かけるよになりましたよ〜。
何事も経験です。
流行のキラキラライトストーンの使い方も
なんとなくわかるようになりました


キラキラ輝いてる彼女達が
将来、歳を重ね、お母さんになって育児に疲れたとき、
または仕事で悩んだりした時、
こんなに遊びに情熱を燃やしていた時があったことを
ふと思い出して、またガンバロウと思ったりすることもあるのかな・
なんて思いながら作りました。

こういう仲間内の冊子、グループ同士の紹介冊子のようなもの、
今はいいですよね。
昔と比べて印刷はすっごく安くなったので、個人、グループレベルでも
作れないものではないものではないですよ。
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お仕事に限らず、コメントいただけたら嬉しいです。
やまねこ
Posted by やまねこ at
02:12
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2011年02月15日
流行予測とおばあさん
今日はBAG作りの現場のお話の続きです。
バッグの新作は、
無いところから全く新しい企画から作るパターンと、
既に出回っている自社の製品、他社の製品を少し変えて作るパターンがあります。
全く新しく作るパターンでは、
流行予測の情報を得たり、デザイナー独自のセンスで素材、部材を選び
凝る物は金具からオリジナルを作ったりすることもあります。
既に存在する材料を使い方をこれまでにない使い方をすることで
全く新しい感覚のものにしたり・・などもあります。
流行予測については、
各社いろんな情報経路から世界の流行を入手したり、
色やデティールについての流行も半年以上前から決まっていて
それについてのセミナーに出る等して情報を取り入れます。
これを元に各社新作を作り、
店頭に並んで行くのですね。
アパレルの世界も同様。
会員制の情報網から、いち早く「パリコレ情報、画像」を入手し、
それに基づき新作を企画。
春夏物でしたら、その前の秋にはほぼ決まっている状態なんですよね。
なので、いわゆる「流行」って
街で作られる前に、既にその要素はおおよそ半年以上前に作られているのですね。
ふしぎふしぎ。
それでは、最初の最初は、どうやって作られるのでしょうね〜。。。
なーんて真面目な話しをしてしまいましたが、
そんな驚きの場面の連続の入社当時、
前にも少し書きましたが、
社会人一年目、私はとんでもない家に入居してしまったのでした。
それまで暮らしていたチンチン電車の世田谷線の駅から徒歩2分ほどの
まともなアパート(その前のまともでないアパート→http://yamaneko.i-ra.jp/e282166.html)
がマンションに建て替えということでやむなく退去。
その後の行き先、足立区と隣接する県のS市の一戸建の2F(1Fは工場)。
引越屋さんとともに引越の荷物を運び入れている途中、
どこからともなく現れたおばあさんが近寄って来た。
「あんた、ここに住むのかい?」
「はい。今日からこちらに住むことになりましたやまねこです。
よろしくおねがいします(^ ^)」
「ここはね、コレ・・だよ。」
「ここは」とは私が住むことになる家と車2台分ほどを空いた
6所帯分くらいの古い木造アパートのある1室を指差していた。
そこは私が2Fへ登って行く鉄階段のすぐ横。
誰も住んでいないようで、荷物も何も無く、2間分の全面の窓ガラスから
中の畳の部屋が見えた。
「コレ・・だよ。」といいながら、
おばあさんは自分の首をヒモで絞めるしぐさをした。
えーーーーーっ・・・・・・!!!!!
「それからね、ここにあるコレはコレした人が漬けた“梅”だよ。」
ここにある“コレ”とは、なぜか私が登る鉄階段の上がり口に置かれた
おおきなブルーのポリバケツ。コレした人=またまた首をくくるしぐさ・・・。
ご、 ご親切にどうも,,。
「私手伝ってあげるから、コレ、その後ろにうっちゃっちゃいな。」
その後ろ、とは私が住む家の下にある物置と浴室(私が借りる部屋用)
がくっついた“離れ”の後ろの事で、
「そこは大家さんちの墓石がころがってるんだけど、しょうがないよねー」と。
見ると墓石はゴロゴロ。
墓地ではなく、使われていない処分しようとしている墓石のようだった。
なんて家に越してきてしまったんだろう。。。
不動産屋さんはそんなこと全く言ってなかったけど、
今の私なら荷物運びこんだ後でもクレームをつけるところだが、
当時の私はまだそんな勇気も知恵もなく、
その後2年、更新時まで住むことになったのでした。

とにかく何も考えない。
目に入る畳みの部屋も “ただのタタミの部屋”
そうインプットして、とりあえず無事に2年間経過。
何もなかったけど、ここに居た2年間は
なんとなく“意欲”が減退していたように思う。
しかし、あの町は 夜はムーミン谷のように暗くなり、
不思議なくらい人や子どもを見かけなかった町でしたね。
因に例のおばあさんは、そのアパートの2Fに住む人だったようで、
そのアパートは私が入居後まもなく取り壊されました。
*************************************************************************************************
お仕事にかかわらず、コメント入れて頂けたら嬉しいです。
やまねこ
バッグの新作は、
無いところから全く新しい企画から作るパターンと、
既に出回っている自社の製品、他社の製品を少し変えて作るパターンがあります。
全く新しく作るパターンでは、
流行予測の情報を得たり、デザイナー独自のセンスで素材、部材を選び
凝る物は金具からオリジナルを作ったりすることもあります。
既に存在する材料を使い方をこれまでにない使い方をすることで
全く新しい感覚のものにしたり・・などもあります。
流行予測については、
各社いろんな情報経路から世界の流行を入手したり、
色やデティールについての流行も半年以上前から決まっていて
それについてのセミナーに出る等して情報を取り入れます。
これを元に各社新作を作り、
店頭に並んで行くのですね。
アパレルの世界も同様。
会員制の情報網から、いち早く「パリコレ情報、画像」を入手し、
それに基づき新作を企画。
春夏物でしたら、その前の秋にはほぼ決まっている状態なんですよね。
なので、いわゆる「流行」って
街で作られる前に、既にその要素はおおよそ半年以上前に作られているのですね。
ふしぎふしぎ。
それでは、最初の最初は、どうやって作られるのでしょうね〜。。。
なーんて真面目な話しをしてしまいましたが、
そんな驚きの場面の連続の入社当時、
前にも少し書きましたが、
社会人一年目、私はとんでもない家に入居してしまったのでした。
それまで暮らしていたチンチン電車の世田谷線の駅から徒歩2分ほどの
まともなアパート(その前のまともでないアパート→http://yamaneko.i-ra.jp/e282166.html)
がマンションに建て替えということでやむなく退去。
その後の行き先、足立区と隣接する県のS市の一戸建の2F(1Fは工場)。
引越屋さんとともに引越の荷物を運び入れている途中、
どこからともなく現れたおばあさんが近寄って来た。
「あんた、ここに住むのかい?」
「はい。今日からこちらに住むことになりましたやまねこです。
よろしくおねがいします(^ ^)」
「ここはね、コレ・・だよ。」
「ここは」とは私が住むことになる家と車2台分ほどを空いた
6所帯分くらいの古い木造アパートのある1室を指差していた。
そこは私が2Fへ登って行く鉄階段のすぐ横。
誰も住んでいないようで、荷物も何も無く、2間分の全面の窓ガラスから
中の畳の部屋が見えた。
「コレ・・だよ。」といいながら、
おばあさんは自分の首をヒモで絞めるしぐさをした。
えーーーーーっ・・・・・・!!!!!
「それからね、ここにあるコレはコレした人が漬けた“梅”だよ。」
ここにある“コレ”とは、なぜか私が登る鉄階段の上がり口に置かれた
おおきなブルーのポリバケツ。コレした人=またまた首をくくるしぐさ・・・。
ご、 ご親切にどうも,,。
「私手伝ってあげるから、コレ、その後ろにうっちゃっちゃいな。」
その後ろ、とは私が住む家の下にある物置と浴室(私が借りる部屋用)
がくっついた“離れ”の後ろの事で、
「そこは大家さんちの墓石がころがってるんだけど、しょうがないよねー」と。
見ると墓石はゴロゴロ。
墓地ではなく、使われていない処分しようとしている墓石のようだった。
なんて家に越してきてしまったんだろう。。。
不動産屋さんはそんなこと全く言ってなかったけど、
今の私なら荷物運びこんだ後でもクレームをつけるところだが、
当時の私はまだそんな勇気も知恵もなく、
その後2年、更新時まで住むことになったのでした。

とにかく何も考えない。
目に入る畳みの部屋も “ただのタタミの部屋”
そうインプットして、とりあえず無事に2年間経過。
何もなかったけど、ここに居た2年間は
なんとなく“意欲”が減退していたように思う。
しかし、あの町は 夜はムーミン谷のように暗くなり、
不思議なくらい人や子どもを見かけなかった町でしたね。
因に例のおばあさんは、そのアパートの2Fに住む人だったようで、
そのアパートは私が入居後まもなく取り壊されました。
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お仕事にかかわらず、コメント入れて頂けたら嬉しいです。
やまねこ
2011年02月04日
春!ならい事始め。
今日は立春ですね!
どことなく、空や空気も春らしく感じます。
春!ということで私、ある事を始めました。
ある事、というのは、「ならい事」です。、
でも「ならい事」といっても難しいイメージのことではなく、
今回はとても「やってみたい!」と久しぶりに思った事です。
それは「チョークアート」です。
きっかけは、私がこのイーラパークでブログを始めたばかりのころ、
イーラパーク内を探索していてたまたま見つけた
ちょーくさんのチョークアートのページです。
ちょーくさんのブログ→http://sschalkart105.i-ra.jp/
海外旅行などでカフェの入り口でたまにみかけたことがある、
暖かな手描きタッチイラスト付きの黒板のようなもの。

初回体験のときの作品「カップケーキ」ちょーく先生お手本アリ
6年前、東京から沼津に戻り、まだ東京と沼津を行ったり来たりしていたころのこと、
青山通り沿いにあるおしゃれなスーパーマーケット「大丸ピーコックストア」の
生鮮食品売り場で見た大きな大きなチョークアート、
それはサイズタテ50cmくらい、ヨコが3mか4mくらいの大きな看板で、
天井から吊られていましたが、
そこに手描きタッチでわんさかところ狭しと描かれた
お肉やワインや焼きたてでいいにおいがして来そうなバケットパンやフルーツや野菜、
そしてそれを引き立てる筆記体の横文字。
「これ、こんなに大きくて沢山の食品が描かれているのに、それが全部手描きだ!!どんな人が描いたのだろう?
どこに聞けばこういうことを教えてくれるのだろう?」目がトリコになりました。
思わず、お店の人に問い合わせたいくらいでしたが、
それは「チョークアート」というもので、なんとすぐ近くでそれを教えてくれるところがある!!ということを
イーラパークでちょーくさんのブログを拝見したことで分かり、
それはとても私にとって久々の感激の発見でした。
ピーコックストアでその看板を見た当時、新しい分野に挑戦!ということで看板の会社へ行き、
契約で看板を作る為のデータ作成の仕事をしていた頃でしたが、
それよりも前、バブルが崩壊した頃から感じていた看板類の平面化による味気なさ、
街歩きで看板類を見るのが大好きな私は、それがとても残念で寂しく感じていたのでした。
昔は銀行に限らず、まっとうに仕事をしている会社やお店の看板は
どこでも文字が凸になっていて、見る方向に寄って陰ができ、重みを感じる物でした。
それがどうでしょう、バブル崩壊以降、
不動の物と思われていた銀行でさえも、
富士銀行と第一勧業銀行は合併でみずほ銀行に、
太陽神戸はさくら銀行、そして三井住友に、
そして大和銀行はあさひ銀行に、その後りそな銀行に。
トマト銀行というのも出来ましたね。
合併や名称変更で次々に名前が変わっていき、それとともに
ずっしりとした重みを醸し出していた銀行の看板は取り外され、
次に設置されたのは、なんとも味気ない、平面の文字のみの看板でした。
次から次に変わる名称に、それにすぐに無駄なく対応できるようにかな・・と
思いながらも、この不動のもの象徴が、あっけなく外され、
ただの「表示」に変わってしまったことを
東京の浅草橋にあるみずほ銀行(旧富士銀行)の看板を見上げながら
崩壊後の街の寒々しさを空しく悲しく感じた日を私は忘れられません。
(富士銀行と第一勧銀の合併で、都内では街のいたるところにブルーの
「みずほ銀行」の看板が目立つようになった。向かい同士や隣同士でどちらも「みずほ銀行」。
さて、どっちにいくかー、という感じでしたよね)
とともに、看板業界も、以前は立体的な文字の注文がが多く、
厚みを表現する素材のものとカッテティンググシートで対応することが殆どだったのが、
パソコンのデータからそのままフルカラーでインクジェットプリントする
技術が益々発達したことで、それまで不可能だったグラデーションなども表現出来るようになり、
インクジェットの需要が多くなったのでしょう。
インクジェットのプリントの為のデータを作るのも大変ですが、
1つデータを作れば同じものが量産できるということで便利なインクジェットプリント看板。
もちろん、インクジェットの素敵な看板はたくさんあると思います。
でもでも、このチョークアートは、どれも1品もの。
世界に一つの物、なんですよね。
それって、見た目だけでなく、ホットな気持ちにさせてくれる気がします。
さて、私は先月ちょーくさんのチョークアート教室で“体験”をし、
やはり思っていた通り、素敵な物と感じたのでこれから続けて行く事にしました。

2作品目、「インコちゃん」
見本と手順をバッチリ手ほどきしていただきながら仕上げたものです。
文字は自由に描いたのですが、大きすぎたかな。空間が必要だったな〜。
普段パソコンでマウスを使って描くイラストよりも、
とても自分の性格に合っていそうな感じがします。
思いっきり純粋に「好き!」の気持ちで始めたならいごとですが、
今後の仕事にも何かの形で生かせたらいいなーと思います。
まだ始めたばかりで、その画材の使い方が理解しきれていない私、
でも久しぶりの “生徒” の立場も充分楽しませて頂けるちょーくさんのチョークアート教室です。
やさしいあったかな、それでいて抜けめない教え方をしてくれるちょーく先生、
これからもご指導よろしくお願いします。
チョークアートのような看板、飲食関係も美味しそうでいいですが、
私は、なんとなくリサイクルショップの前にあったりしたら、
「中古感」よりも「手に入らない一品もの」「みつける楽しさ」を
感じるような気がします。
色んな可能性を生み出しそうなチョークアート、
ちょーくさんのブログやHPにもありますが、
もっともっと街にチョークアートの看板が増えると楽しいな、と思います。
みなさんもやってみませんか?
それではまた。。。
*********************************************************
お仕事に限らず、コメントをいただけたら嬉しいです。
やまねこ
どことなく、空や空気も春らしく感じます。
春!ということで私、ある事を始めました。
ある事、というのは、「ならい事」です。、
でも「ならい事」といっても難しいイメージのことではなく、
今回はとても「やってみたい!」と久しぶりに思った事です。
それは「チョークアート」です。
きっかけは、私がこのイーラパークでブログを始めたばかりのころ、
イーラパーク内を探索していてたまたま見つけた
ちょーくさんのチョークアートのページです。
ちょーくさんのブログ→http://sschalkart105.i-ra.jp/
海外旅行などでカフェの入り口でたまにみかけたことがある、
暖かな手描きタッチイラスト付きの黒板のようなもの。

初回体験のときの作品「カップケーキ」ちょーく先生お手本アリ
6年前、東京から沼津に戻り、まだ東京と沼津を行ったり来たりしていたころのこと、
青山通り沿いにあるおしゃれなスーパーマーケット「大丸ピーコックストア」の
生鮮食品売り場で見た大きな大きなチョークアート、
それはサイズタテ50cmくらい、ヨコが3mか4mくらいの大きな看板で、
天井から吊られていましたが、
そこに手描きタッチでわんさかところ狭しと描かれた
お肉やワインや焼きたてでいいにおいがして来そうなバケットパンやフルーツや野菜、
そしてそれを引き立てる筆記体の横文字。
「これ、こんなに大きくて沢山の食品が描かれているのに、それが全部手描きだ!!どんな人が描いたのだろう?
どこに聞けばこういうことを教えてくれるのだろう?」目がトリコになりました。
思わず、お店の人に問い合わせたいくらいでしたが、
それは「チョークアート」というもので、なんとすぐ近くでそれを教えてくれるところがある!!ということを
イーラパークでちょーくさんのブログを拝見したことで分かり、
それはとても私にとって久々の感激の発見でした。
ピーコックストアでその看板を見た当時、新しい分野に挑戦!ということで看板の会社へ行き、
契約で看板を作る為のデータ作成の仕事をしていた頃でしたが、
それよりも前、バブルが崩壊した頃から感じていた看板類の平面化による味気なさ、
街歩きで看板類を見るのが大好きな私は、それがとても残念で寂しく感じていたのでした。
昔は銀行に限らず、まっとうに仕事をしている会社やお店の看板は
どこでも文字が凸になっていて、見る方向に寄って陰ができ、重みを感じる物でした。
それがどうでしょう、バブル崩壊以降、
不動の物と思われていた銀行でさえも、
富士銀行と第一勧業銀行は合併でみずほ銀行に、
太陽神戸はさくら銀行、そして三井住友に、
そして大和銀行はあさひ銀行に、その後りそな銀行に。
トマト銀行というのも出来ましたね。
合併や名称変更で次々に名前が変わっていき、それとともに
ずっしりとした重みを醸し出していた銀行の看板は取り外され、
次に設置されたのは、なんとも味気ない、平面の文字のみの看板でした。
次から次に変わる名称に、それにすぐに無駄なく対応できるようにかな・・と
思いながらも、この不動のもの象徴が、あっけなく外され、
ただの「表示」に変わってしまったことを
東京の浅草橋にあるみずほ銀行(旧富士銀行)の看板を見上げながら
崩壊後の街の寒々しさを空しく悲しく感じた日を私は忘れられません。
(富士銀行と第一勧銀の合併で、都内では街のいたるところにブルーの
「みずほ銀行」の看板が目立つようになった。向かい同士や隣同士でどちらも「みずほ銀行」。
さて、どっちにいくかー、という感じでしたよね)
とともに、看板業界も、以前は立体的な文字の注文がが多く、
厚みを表現する素材のものとカッテティンググシートで対応することが殆どだったのが、
パソコンのデータからそのままフルカラーでインクジェットプリントする
技術が益々発達したことで、それまで不可能だったグラデーションなども表現出来るようになり、
インクジェットの需要が多くなったのでしょう。
インクジェットのプリントの為のデータを作るのも大変ですが、
1つデータを作れば同じものが量産できるということで便利なインクジェットプリント看板。
もちろん、インクジェットの素敵な看板はたくさんあると思います。
でもでも、このチョークアートは、どれも1品もの。
世界に一つの物、なんですよね。
それって、見た目だけでなく、ホットな気持ちにさせてくれる気がします。
さて、私は先月ちょーくさんのチョークアート教室で“体験”をし、
やはり思っていた通り、素敵な物と感じたのでこれから続けて行く事にしました。

2作品目、「インコちゃん」
見本と手順をバッチリ手ほどきしていただきながら仕上げたものです。
文字は自由に描いたのですが、大きすぎたかな。空間が必要だったな〜。
普段パソコンでマウスを使って描くイラストよりも、
とても自分の性格に合っていそうな感じがします。
思いっきり純粋に「好き!」の気持ちで始めたならいごとですが、
今後の仕事にも何かの形で生かせたらいいなーと思います。
まだ始めたばかりで、その画材の使い方が理解しきれていない私、
でも久しぶりの “生徒” の立場も充分楽しませて頂けるちょーくさんのチョークアート教室です。
やさしいあったかな、それでいて抜けめない教え方をしてくれるちょーく先生、
これからもご指導よろしくお願いします。
チョークアートのような看板、飲食関係も美味しそうでいいですが、
私は、なんとなくリサイクルショップの前にあったりしたら、
「中古感」よりも「手に入らない一品もの」「みつける楽しさ」を
感じるような気がします。
色んな可能性を生み出しそうなチョークアート、
ちょーくさんのブログやHPにもありますが、
もっともっと街にチョークアートの看板が増えると楽しいな、と思います。
みなさんもやってみませんか?
それではまた。。。
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お仕事に限らず、コメントをいただけたら嬉しいです。
やまねこ